以前から買収のうわさが持ち上がっていたソーシャルニュースサイトのDigg.comが、Googleに2億ドルで売却するための「最終的な交渉」に入っているという。TechCrunchが、複数の筋からの情報として米国時間7月22日に報じている。
TechCrunchによると、GoogleとDiggの2社は、「Google News」にDiggのサービスを統合することに関して話し合いを進めてきた。だが、取引が成立するとしても、あと数週間かかるだろうという。
GoogleとDiggの広報担当者にコメントを求めたが、現時点では回答は得られていない。買収交渉に関するうわさには、通常「ノーコメント」といった回答をする場合が多いが、3月にDiggが買収されるといううわさが大きく出回った際、同社の回答はこうしたあいまいなものではなかった。
Diggが、Google、Microsoft、あるいは大手メディア企業2社に買収されるかもしれないといううわさが出回った後、Diggユーザーの多くが懸念を抱いた。親会社ができるという恐れを和らげる目的だと思われるが、Diggの最高経営責任者(CEO)であるJay Adelson氏はブログで当時、次のように説明した。
「このようなことにコメントしないというのが、通常のわれわれの方針だ。だが、GoogleやMicrosoftが参加しての入札戦争という今日の朝に出たうわさが大きな混乱を引き起こしていることから、このうわさは誤りであるということを直接ユーザーに伝える必要があると思った」(Adelson氏)
そして、「大きな買収劇を推測した人には申し訳ないが、うわさは真実ではない。われわれは今後もDiggの改善とすばらしい機能の提供に力を注いでいく」と続けている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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