Microsoftと米Yahooはまるで、付き合うか別れるか、それともただの友達でいるか、決めかねているティーンエイジャー2人のようだ。
CNET News.comが米国時間6月23日に真っ先に報じたように、MicrosoftとYahooは再び交渉している。数人の情報筋の話によると、今回の交渉では買収以外の案についても話し合われたという。
この件に詳しい情報筋は、完全買収の可能性について、「実現しないと断言できる」と語った。これに対し、TechCrunchは23日、Microsoftが以前の提示額である1株当たり33ドルを下回る額でのYahooの完全買収に関心を抱いていると報じている。
別の情報筋は、Microsoftの(6月12日に発表された)最新の声明の通り、Microsoftは基本的に、完全買収には関心がないものの、検索分野での提携については交渉の余地を残している、と指摘した。
いずれにしても、投資家たちは、どんな形であれMicrosoftがYahooに関心を持つのは良いことだと考えているようだ。Yahooの株価は6月24日に一時、1株当たり23ドルを突破したが、その後、値を戻し、現在は前日終値から37セント増(1.7%増)の21.82ドルで取引されている。
こうした動きが伝えられる一方で、Yahooはまた、Carl Icahn氏との委任状争奪戦を避けるために、投資家へのプレゼンテーションの準備を進めている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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