Steve Ballmer氏が今週に入り鋭い言葉をYahooに欧州から投げかけていたため、Microsoftが米国時間4月24日になって手厳しい発言をしても特に驚くことはないだろう。
アナリストとの電話会議において、Microsoftの最高財務責任者(CFO)Chris Liddell氏は、提示額を引き上げる理由は同社にはないと述べた。
Liddell氏は、Yahooが検索シェアを失い続けており、利益性が低下していることを述べた。
「われわれの提案が過小評価だという明確な証拠をまだ得ていない」とLiddell氏は述べ、「実際にはその逆だ」と付け加えた。
もちろんYahooも22日、正当な評価が得られない限り、取引に応じる考えはない、という強気な発言をした。Yahooは、Microsoftが同社を正当に評価していないとこれまでに述べている。
Liddell氏は、YahooがMicrosoftの提案に回答するために要している遅々としたペースに不満を述べる。
「スピードは重要ということを、われわれは明確にしてきた」と同氏は述べる。「不幸にも取引の進み具合は早いとは言えない」(Liddell氏)
Liddell氏は24日、Yahooに急ぐよう再び発言した。
「Yahooについてこの週末までに進展が見られない限り、われわれはオプションについて再度考えることになるだろう」。これらのオプションには、Yahoo株主に直接提案を持ちかける、または、Yahoo株主から手を引くことが含まれる、と同氏は付け加える。Microsoftが手を引いた場合、同社は他の買収や同社オンライン事業の拡大に資金を投入するだろう、とLiddell氏は述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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