Appleは先週、ニューヨーク市が推進する新しい環境活動で使用するロゴの商標出願に対して異議を唱えた。
ニューヨーク市は同市のGreeNYCキャンペーンで、葉と茎でリンゴをかたどったロゴを使用している。このロゴは、市のバス待合所やハイブリッドタクシー、Whole Foodsのショッピングバッグなどに使用され始めている。このニュースは、Wiredが最初に報じた。
Wiredが入手した商標控訴裁判所への1月の提出書類(PDFファイル)によると、Appleはこのロゴが自社のロゴと類似していると述べ、そのため、人々が混同し、「(Apple)が自社製品やサービスで確立してきた評判をひどく傷つける」と主張しているという。
ニュース報道によると、ニューヨーク市はこれに対し、この主張にはメリットがなく、Appleは過度に広範な保護を求めていると述べているという。同市のマーケティング部門を担当している広報担当は、このロゴは、「ニュ−ヨーク北部の田園地帯への記憶を呼び起こす意味で作られている。田園農村地域のリンゴ園が米国国内の農作物の大半を占めていた時代もある」と述べたと、Associated Press(AP)が報じている。同氏はこのため、ニューヨーク市はビッグアップルという愛称がついたのだと付け加えた。
しかし、APによると、同市は「ビッグアップル」のフレーズに関連した商標は一度も手に入れたことがないという。Appleがマンハッタンに3件の直営店を持ち、商標に関する同社のこれまでの歴史を見れば、ニューヨーク市が商標を取得するのに十分機は熟しているのかもしれない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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