スローン財団、ウィキメディア財団に300万ドルを資金提供へ

文:Daniel Terdiman(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル
2008年03月26日 13時53分

 これは、2つの財団同士のホットな活動に関する話題だ。

 Alfred P. Sloan Foundationは米国時間3月25日、「Wikipedia」を運営しているWikimedia Foundationに300万ドルを資金提供すると発表した。

 この資金は、「Wikimediaの組織発展を支援し、そのコンテンツの品質を高めるとともにサービスの範囲を拡大するために」使用される。

 資金は中でも特に、「flagged revisions(フラグ付き改訂)」と呼ばれるWikipediaの新しい機能に使用される予定だと発表では述べている。この機能は「経験豊富な編集者が記事の品質の状態について公的かつ目に見える形でグレードを付けられるようにし、その結果、Wikipediaのコンテンツに対する一種の『栄養表示』のような役割を果たす」ものになる予定だ。

 これはWikipediaの創設者であるJimmy Wales氏が2006年8月に筆者に語った機能と何らかの関係があるのではないかと思う。その機能とは、Wikipediaのトップページを再び一般に開放することを可能にするものだった。

 ひょっとして違うかもしれないが、この機能にはある程度似たところがあるように思われる。いや、やはり違うかもしれない。

 [UPDATE]:午後になってJimmy Wales氏から電子メールを受け取った。そこで同氏は、このWikipediaのflagged revisionsは、確かに彼が2006年に筆者に語った機能のことであると語った。Wales氏よると、そのときとの唯一の違いは、「安定版」と呼ばれている点だという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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