インターネット電話会社のVonageは米国時間10月8日、特許問題をめぐってSprint Nextelと和解したことを発表した。
VonageとSprintの両社は、Sprintが保有するVoIP技術の特許使用に関してライセンス合意を結んだ。
Vonageによると、この合意の下、同社はSprintに8000万ドルを支払うという。この費用は、過去の特許ライセンス料3500万ドル、将来のライセンス料4000万ドル、サービス前払い金500万ドルとなっている。
カンザス州連邦地方裁判所は9月、VonageはSprintの特許6件を侵害しているという判決を下した。地裁はVonageに対し、損害賠償金6950万ドル、将来損失の5%を支払うように命じた。
この判決が下りた翌日、VonageはVerizon Communicationsとの特許訴訟の控訴を棄却された。バージニア州地方裁判所は3月、Vonageは3件の特許を侵害したという判定を出し、損害賠償金5800万ドルの支払いを命じていた。
Vonageは今回の和解で、自社にのしかかっている法的なプレッシャーを多少なりとも緩和することになる。
Vonageの法務責任者であるSharon O'Leary氏は声明で、「今回の和解はわれわれ、われわれの顧客、われわれの株主にとってよい知らせだと信じている」と述べている。「これにより、訴訟は過去のものになる。法務面での見直しと訴訟の長期化による不確定さを取り除き、コア事業に注力できる」(O'Leary氏)。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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