携帯電話のサイト構築のASPを提供するエンターモーションは9月11日、第三者割当増資を実施した。事業展開のための製品開発や、サービスラインナップの拡充に充当する。
調達したのは1億7850万円で、増資後の資本金は3億6850万円。割当先は、三井物産、JAIC-Atop投資事業有限責任組合、中島聡氏、兼松グランクス、みずほ証券の4者。
今回の資本提携により、三井物産とは、三井物産が出資するリンクシェアジャパン、アドバタイジングドットコムジャパン、ネットマイル、三井物産ヴィクシア等とモバイルメディア分野の新規事業や営業面で協業する。
また、JAIC-Atop投資事業有限責任組合の出資者であるエクシングと日本アジア投資、兼松グランクス、みずほ証券とは、営業や新規の携帯電話サイトの立ち上げや新規事業開発、IPOに向けての助言等でアライアンスの構築を目指す。
また、中島聡氏は資本参加とともに技術顧問に就任。同氏は米Microsoft本社で、Windows95、Internet Explorerのバージョン3.0、4.0、Windows 98で主任設計者を務めた経験を持つ。現在は、ソフトウェア会社のUIEvolutionを設立してCEOを務める。これらの経験を活かし、技術的なアドバイスや製品開発に関しての助言を行う。また同氏はCNET Japanでブログを執筆をするほか、自身のブログでも知られている。
エンターモーションは、SNSや各種のデジタルコンテンツ、ポイントシステムのほか、プロモーションにも対応した携帯電話のサイト構築と管理をできるASP「Media Magic」の提供を主な事業とする。
同社は今後、株主との連携を強めて、独自のビジネスモデル構築やモバイルメディアソリューション分野での製品とサービスの開発を強化し、上場に向けて事業を拡大する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」