Forbesが米国時間5月3日、米国の最高経営責任者(CEO)の報酬ランキングを発表した。2006年のランキングではAppleのCEOであるSteve Jobs氏が、1位につけた。
Jobs氏は基本給与を年間1ドルしか受け取っていないため、別のカテゴリではランキングの下位につけるだろう。しかし、同氏は株式という形で多くの対価を受け取っている。例えば、2006年には、2位につけたOccidental PetroleumのRay Irani氏が受け取った報酬の2倍に相当する、約6億4600万ドル相当の株式がJobs氏には支払われている。
たしかに2006年は石油業界にとっても、Appleにとっても良い年だった。AppleはMacもiPodも好調に売れ、利益が上昇した。Macworldで発表されたiPhoneも話題を呼んでいる。Jobs氏は、報酬に対するパフォーマンスを評価する「EFFICIENCY」という項目では、36位につけている。
同じくIT業界のTerry Semel氏とMichael Dell氏は、それぞれ報酬ランキングの5位、6位につけている。両氏は、2006年が多難の年となったため、EFFICIENCYの評価は低い。Dellでは、前CEOのKevin Rollins氏が辞任したり、会計問題で決算発表を延期したりするなどのトラブルに見舞われている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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