電子情報技術産業協会(JEITA)は3月22日、「電子情報産業の世界生産動向調査」の結果を公表した。
調査によると、2005〜2006年における電子情報産業の世界生産額は184兆円。うち日系企業の占めるシェアは24%で44兆円とわかった。
また、電子機器や電子部品・デバイスなどの電子工業部門の世界生産額は140兆円にのぼり、日系企業は全体の27%の37兆9000億円。さらにそのうちの国内生産は18兆8000億円となり、全体の5割が海外生産によるものだった。しかしながら、情報端末(88%)、電子部品(67%)、AV機器(65%)などの分野は、依然国内生産比率が高い。
日系企業の世界シェアが高い製品はAV機器や電子部品で、撮像機器(86%)、事務用機械(69%)、カーAVC機器(61%)、電子部品(50%)、映像記録再生機器(42%)、テレビ(40%)、情報端末(39%)となっている。
一方、世界市場において日系企業のシェアで苦戦している部門はPC。日系企業による国内生産のシェア6%、海外生産13%と低迷している。
2006年における電子情報産業の世界規模は、196兆円(前年比6.6%増)、日系企業が46兆円(同5.3%増)、電子工業が世界規模で148兆円(同5.6%増)、日系企業で40兆円(同5.5%増)となる見通し。
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