「Office 2007」の発売1週間の売り上げは、「Office 2003」の時よりもかなり好調であったことが、両製品の小売店販売実績を比較した調査により明らかになった。
消費者および小売業者調査会社のNPD Groupが米国時間2月12日に発表した速報によると、2007年1月末の発売開始から1週間のOffice 2007の販売個数は、Office 2003の発売1週間の販売個数を108.3%上回ったという。
Office 2007の平均販売価格は1.1%減少して206.93ドルだったが、Office 2003と比較して売上高は106.3%上昇したと報告書で述べている。
NPDのソフトウェア業界分析担当ディレクターであるChris Swenson氏は、「売上高よりも出荷個数の伸びが大きかった」と述べた。同氏は、より安価なOfficeの「Home and Student」エディションの売り上げが大きく、それが平均販売価格の低下をまねいたと述べた。
しかしNPDは、調査対象であった小売店の1つが報告書の作成期限までに情報を提供しなかったことを挙げ、同社の速報の数値は控えめに見積もった結果であると述べた。
一方、Office 2007の発売1カ月間の企業向け販売個数は、Office 2003の発売1カ月間の販売個数と比較して、約61.3%上昇したと報告書で述べている。Office 2007は、企業顧客向けに2006年11月にリリースされている。
Office 2007の売上高は、付加価値再販業者(VAR)に対する発売後1カ月の間に、Office 2003の発売1カ月間と比較して97.8%上昇した。発売1カ月間の平均販売価格もOffice 2003より22.6%上昇し、301.33ドルであった。
Swenson氏は、「Office 2007の発売は、週間売り上げ、または月間売り上げのいずれをとっても非常に好調である」と述べた。
Office 2007と「Windows Vista」の初期販売実績には自分自身も驚いていると同氏は付け加えた。
Swenson氏は、「2007年1月30日の一般発売までほとんど広告および宣伝活動を実施していないため、Office 2007とWindows Vistaの米国市場における最初の1カ月間のビジネス向けライセンス売上高は、前バージョンよりもかなり低くなるだろうと予測していた」と述べた。「しかしそうではなかった。Office 2007の売り上げの方がずっと好調だった」(Swenson氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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