エキサイトは1月24日、音楽事業の強化を目的として、インターネットを活用した音楽レーベル会社を3月に設立すると発表した。
新会社の名称は「エキサイト・ミュージックエンタテインメント株式会社(仮称)」で、代表取締役にはエキサイトのエンタテインメント事業部音楽ビジネス部長である冨田義博氏が就任。東京都渋谷区に本社を構え、資本金は4千900万円、株主構成はエキサイトが85.72%、FAECが10.20%、ONPOOが4.08%となる。
事業内容はインターネット音楽サービス、レーベル事業、およびアーティストマネジメントなど。設立は3月を予定し、サイト運用開始については、4月を予定している。
ポータルサイト「excite」を運営するエキサイトは、2001年に総合音楽サイト「エキサイトミュージック」を開始し、音楽ニュース、新譜情報、ランキング、および音楽データベースを提供。アーティストインタビューやライブレポートなど、インターネットにおける音楽メディアを展開するとともに、ブログや着うたサイトの運営、約10アーティストのファンサイト運営、PCおよび携帯音楽配信、音楽イベントなど、さまざまな音楽事業に取り組んでいる。
今回の新会社は、拡大する音楽配信マーケットを見据え、音楽レーベル会社として設立。インターネットを利用し、海外大手インディーズレーベルの日本国内での運営を収益源とする。また、インディーズアーティストを対象とした音楽配信サイトと、音楽コミュニティサイトを構築し、サイトの運営を通じて発掘した新人アーティストのマネジメントや、CD製造販売も行ってく。
エキサイトは今後、新会社のインターネットを活用したアーティスト発掘やプロモーション手法に賛同するアーティスト事務所、レーベル各社との提携も検討。音楽業界の関係各社と共同で、メジャーアーティストの輩出を目指すとしている。
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