JDC信託など、非劇場施設向けに映画・アニメの上映権事業を開始

ニューズフロント2006年12月11日 13時49分

 ジャパン・デジタル・コンテンツ信託(JDC信託)はこのほど、英Motion Picture Licensing Company(MPLC)と共同で、映画やアニメーション作品を劇場以外の施設で上映するための包括ライセンス(アンブレラ・ライセンス)事業を開始すると発表した。

 英MPLCは、米国の著作権管理会社Motion Picture Licensing Companyの国際事業部門。JDC信託と英MPLCは2007年1月に、折半出資の合弁会社「MPLCジャパン株式会社」を設立する。資本金は250万円。

 新会社では、MPLCがアンブレラ・ライセンスの供給を受けるハリウッドのメジャー・スタジオなど約60〜70社の映像作品を、市民ホールや公民館、学校などに提供する。これらの施設は、少額の年間固定ライセンス料金を支払うことで、映像作品を何度でも上映できる。

 また将来的には、MPLCの国際ネットワークを使って、日本の映像作品を海外にある劇場以外の施設に提供する予定。これにより日本の制作会社や配給会社は、新たなライセンス料の徴収手段を利用できるようになるという。

 JDC信託では、アンブレラ・ライセンス事業を通じて、映像作品の著作権保護/管理を手がけ「著作権者と著作権利用者のパイプ役を目指す」(同社)という。また国内外のコンテンツ事業に関し、新市場の開拓を図るとしている。

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