セキュリティソフトウェアメーカーのMcAfeeは米国時間10月16日、Onigma(本社:イスラエル)を2000万ドルの現金で買収し、それに合わせてデータ紛失を防止するサービスをホスティング形式で提供開始した。
社内外の不正なデータ転送を監視、報告、阻止するソフトウェアなど、Onigmaの技術は、McAfeeの新しいホスティング形式のデータ損失防止サービスである「McAfee Data Loss Prevention」に組み込まれることになる。
McAfeeの最高技術責任者(CTO)Chris Bolin氏は16日付けの声明の中で、「Onigmaのおかげで、法令遵守違反、内部統制に関する問題、社内規則違反、情報漏えいなどのリスクを低減するうえで役に立つ新たな機能や専門知識が得られた」と述べた。
McAfeeのData Loss Preventionサービスは、データがコピー&ペーストされたり、スクリーンショットとしてキャプチャーされたり、暗号化されたりした場合でも流出するのを防ぐ機能を備えている。また、機密データがノートPCから未承認のまま転送することも防止する。
McAfee Data Loss Preventionサービスは、Windows以外のOSが動作しているデバイス上のデータが損失することを防ぎ、同社のウェブおよび電子メールセキュリティアプライアンス「McAfee Secure Internet Gateway」と連係するように設計されている。
Onigmaの買収は、セキュリティリスク管理製品の構築に向けてMcAfeeが2006年に進めてきた買収の一環だ。McAfeeは10月に入ってから、法令遵守手続きの自動化技術を開発するCitadel Securityを6000万ドルで買収したことを発表した。McAfeeは6月にも、セキュリティリスク管理システムのPreventsysを買収する計画を発表している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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