サンフランシスコ発--Apple ComputerがApple Storeのイメージチェンジを実施する予定だ。
Appleのリテール担当シニアバイスプレジデントのRon Johnson氏は、同社が9月23日にオープンする2件の新店舗を皮切りに、Apple Storeのデザインを刷新すると述べた。新デザインを取り入れた新店舗2件は、ロードアイランド州プロビデンスとメリーランド州コロンビアで開店する。
Johnson氏は「完全に新しい店舗デザインを披露する」と今週サンフランシスコで開かれているThinkEquity Partners Growth Conferenceで述べた。ただし、詳細は明らかにしなかった。
店舗の新しいデザインと雰囲気は、5月にニューヨーク市で開店した、新しい旗艦店のものに一部基づいているという。Johnson氏は「5番街の店がもっとあったらいいと思わないか」と語る。ニューヨークの店舗はPlaza HotelとBergdorf Goodmanの向かいにあり、店舗自体は地下にあるが、その天井にあたる地上部分は、大きなガラスの立方体になっている。Johnson氏は、新しい店舗がニューヨークの店舗の機能や、24時間営業で週末も開いていることなどを参考にしているかどうかについては明らかにしなかった。
Apple Storeはすべて少しずつ違う外見をしているが、似たデザインテーマを採用しているとJohnson氏は言う。直線がうまく使われ、空間が整理されている。そして、白が基調となっている。米国の大手スーパーマーケットチェーンであるTarget出身のJohnson氏は、AppleもTargetもスタイルやデザインが小売利益を押し上げることを証明した、と語った。
新しい店舗は、他のApple Storeとほぼ同じ、約6000平方フィート(約1829平方メートル)の面積を持つ。
Johnson氏は続けて、Appleは現在のペースで店舗を作っていくと語った。これは1年に約40店舗のペースであり、9日間に1店舗を開店する計算になる。
同氏は、Apple Storeに関するいくつかの情報も明らかにした。Appleは全店舗合わせて毎週3500件のイベントを開催している。Appleの第3四半期までの利益の26%は、Apple Storeが上げているとのことだ。
最近では、店舗1件あたり週平均1万876人が訪れており、前事業年度の9316人を上回っている。各店舗は週平均44万1000ドルの売り上げを上げている。
Appleは全店舗で5000人を雇用しており、従業員離職率は低く、1年あたり20%だということだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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