Apple Computerは今後、同社小売店もしくはウェブサイトで新しいMacを購入した顧客から、手持ちの古いコンピュータ(MacとPCの両方)のリサイクルを受け付ける。
同社はこれまで、カリフォルニア州クパチーノの本社にリサイクル窓口を設け、そこで古いコンピュータを引き取っていた。
電子廃棄物の量が増加し続け、環境汚染が進むのにともない、ハイテク業界ではコンピュータのリサイクルが大きな話題になってきた。
AppleのCEO(最高経営責任者)、Steve Jobs氏も、株主総会で同社の環境への取り組みを非難されてきた。
米国時間5月31日に始まった今回の新しいプログラムでは、Macを購入すると電子メールが届き、そこに無償でリサイクル窓口に送付するための方法が記され、必要な荷札が添付される。Appleによると、古いコンピュータは米国内でリサイクルされ、有害物が海外に出ることはないという。
同社は既に iPodのリサイクルプログラムを展開しており、利用者には新しいiPodの購入金額から10%の割引きを行っている。
Dellも、PCの購入者向けに同様の無償リサイクルオプションを用意しているほか、重量に応じてマシン1台に付き10〜20ドルの費用で受け付ける一般リサイクルプログラムもある。Hewlett-Packard(HP)では、米国でリサイクルの受付が可能な機器のリストを用意し、受け付けた多くの場合は、新しいHP製品を割引価格で購入できるようにしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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