USENは2月20日、持分法適用関連会社であるエイベックスグループホールディングス(AVEX)の保有株式の一部を譲渡することを決議したと発表した。株式譲渡後、AVEXはUSENの持分法適用関連会社より除外される。
USENは2004年10月、新経営陣、新体制になったAVEXの経営のサポートや、コンテンツプラットフォーム事業の立ち上げに向けたコンテンツホルダーとの良好な関係の構築を目的に、AVEX株式を21.3%取得している。
USENは、その後のAVEXの業績やUSENの新サービス「GyaO」の立ち上げが順調なあることから、当初の目的を達成したと判断した。また、今後のGyaOを中心としたUSENの事業における、AVEXおよびその他のコンテンツホルダーとの新たな連携の形を構築していくため、今回の株式の一部譲渡を決議したとしている。
今回の取引により、USENのAVEX株式持分比率は10.0%になるが、引き続き持分比率を低下させ、中期的には主要株主のポジションからも外れる予定。両社は持分比率の低下による、ビジネス上での関係に変更はないとしている。
株式は証券会社に譲渡され、機関投資家を中心に転売される予定。株券引き渡しは2月中となる。今回の取引により特別利益(株式譲渡益)が発生する見込みだが、USENでは業績の見込みについては、詳細が確定次第発表するとしている。
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