Microsoftは米国時間7日、同社が米国内で取得した特許の件数が5000件に達したことを発表する予定だ。
同社は最近、特許申請件数を増やし、特許済み技術を他社にライセンス供与する取り組みを強化しており、累積特許件数5000件という数字は、同社にとって重要な到達点と言える。
記念すべき5000件目となった特許技術は、ビデオゲームに独特の「観客的エクスペリエンス」を与えるための技術で、Microsoftの家庭用ゲーム機Xbox 360に広く利用されているもの。
Microsoftは、保有特許を大企業や中小企業へのライセンシングの手段として利用することが多くなっている。また同社は、知的財産権のポートフォリオを、知財をめぐる紛争から顧客を守るための手段としても利用している。この取り組みは、同社が自社製品とLinuxとの差別化を図る上で特に強調している点だ。
同社の1年間の特許申請件数は、10年前にはわずか200〜300件ほどだったが、現在はおよそ3000件に達している。
Microsoftの顧問弁護士で、同社の特許戦略の指揮を執るBart Eppenauer氏によると、今後、同社の特許申請件数が大幅に増える可能性は低いという。
「3000件は驚異的な多さだ」と同氏は述べ、現在Microsoftは特許申請件数の多さで、すべてのハイテク企業の中で五本の指に入るとした。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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