IBMは米国時間18日、メインフレーム部門およびUnixサーバ部門の責任者を新たに決定したことを明らかにした。
同社はまた、プロセッサおよびテクノロジーライセンスを扱う組織を新たに設立したという関係筋の話しも認めた。
同社の「Power5+」プロセッサや、Microsoftの「Xbox 360」用プロセッサといったマイクロエレクトロニクス関係は今後、Technology Collaboration Solutionsという組織内で扱われることになる。IBMによれば、同組織はまた、社外クライアント向けにコンピュータシステムの構築、エンジニアリングサービスによる支援、同社システムグループが所有する知的財産のライセンス供与を担当するという。
関係筋によれば、IBMのpSeries Unixサーバグループを率いるAdalio Sanchezが、Technology Collaboration Solutionsのゼネラルマネージャに就任するという。そして、pSeries Unixサーバグループは、ニューヨークにあるArmonkという会社でオンデマンドおよびインフラソリューション部門のゼネラルマネージャを務めていたRoss Mauriが引き継ぐ。
Sanchezは、IBMのUnixサーバ製品群の責任者をこれまで務めてきた。IBMのサーバ分野はかつて、Sun MicrosystemsとHewlett-Packardに次ぐ第3位にとどまっていたが、今では売上額で第1位を競うまでに復活している。また、同社のメインフレーム部門も、サーバビジネスおいて後れをとっていたが、最近になって復活を遂げ、変化を見せている。
メインフレーム部門はここ数年、Erich Clementiが率いてきたが、同氏は、同社ビジネストランスフォーメーションアウトソーシング(BTO)のゼネラルマネージャに就任した。この異動は、IBM Global Servicesの一環であり、同分野が拡大するとIBMは期待している。その背景としては、人事や経理といった基幹業務を社外に依頼するケースが増加していることがある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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