NTTドコモと韓国の移動体通信事業者KT Freetel(KTF)は12月15日、約5649億韓国ウォン(約655億円)の出資を含めた包括的な事業提携関係の構築について合意し、この提携に関わる契約を締結した。
ドコモはKTF社が発行する新株の引き受けおよびKTF社の自己株式を買い取ることにより、同社の発行済株式の10%を12月中に取得する。KTF社の株主構成は、ドコモ出資前がKTF社の筆頭株主であるKT Corporation(KT)48.7%、その他少数株主51.3%だったが、ドコモ出資後はKT社44.4%、ドコモ10%、その他少数株主45.6%となる。
今回の出資および提携のもと、ドコモは技術面でKTF社のW-CDMAネットワークの韓国全土への展開を支援する。また、ドコモとKTF社間において、事業・技術協力委員会(Business & Technology Cooperation Committee)を共同設立し、ローミングサービスの利便性向上や新規サービスの展開、関連機器の仕様の共通化によるコスト削減、KTF社によるW-CDMAネットワークの全国展開のサポートなどについて事業協力を検討し、日韓両国における顧客利便性の向上を目指すとしている。
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