インデックスは12月9日、博報堂や地上局など14社を引受先とした第三者割当増資を行うと発表した。調達額は186億4682万5500円で、払込期日は12月28日。同時に、博報堂と博報堂DYメディアパートナーズ、プロミスと業務提携することも明らかにした。
新規発行株数は合計で13万3669株で、1株あたり13万9500円となる。これは8日の終値から3.125%ディスカウントした価格だ。
増資の引受先と株数は以下の通り。
プロミスとはモバイルキャッシングサービスを共同で企画、開発、運営する。また、博報堂および博報堂DYメディアパートナーズとは、モバイル広告事業で協力するほか、コンテンツの共同開発や配信事業について検討する。ポイント事業や非接触ICシステムを使った新しいマーケティング手法も共同で開発するとしている。
調達資金の使い道については、2006年4月から始まる予定の携帯電話向けデジタル放送「ワンセグ」向けシステムや、テレビと携帯電話の連動事業におけるシステムの開発などに50億円、金融ソリューションのための新たなシステム開発などに55億円、広告事業を推進するための媒体開発や新しい広告システム開発などに50億円を充てる予定だ。
今回の増資後の主な株主構成と保有比率は以下のようになる。
今回のテレビ局との資本提携をきっかけとして、今後インデックスでは各局に対して新規のウェブサイトおよびモバイルECサイトを提案する。また、ワンセグに対応したシステム「.One(ドットワン)」を提案していく。.Oneはワンセグのデータ放送と連動した携帯電話向けサイトの構築、運営などを行うためのパッケージで、サイトの構築・運営支援からコンテンツ制作、コンサルティング、技術支援までを一括して提供する。価格は個別見積もりとなる。
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