ワオ・コーポレーションは11月28日、2006年4月に開校予定としていたアニメーション専門職大学院「WAO大学院大学」の設立を中止すると発表した。文部科学省による設立認可が下りなかったため、設立を断念した。
同社では、WAO大学院大学が教育環境として十分な役割を果たせる教員陣および学校環境を整えているとして、設置認可に向けて取り組んでいた。しかし、「学校の広さや常駐教員の人数、勤務形態等の点において、文部科学省ならびに審議会と当社の間で、大学設置基準や大学院設置基準の条文の解釈に違いがあったため、認可が下りなかった」(ワオ・コーポレーション)としている。
今後の予定として同社では、「今回の結果を踏まえ、今まで以上の情熱をもって“監督・プロデューサーを養成するアカデミックな場”の設立に向けてまい進する」としている。今回の大学院大学設立に向けて培ってきたカリキュラム内容などを基に、今後社会のニーズに迅速に対応できる修学の体制を作りたいとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」