フジテレビジョンは11月25日、アニメ制作会社のプロダクション・アイジーとともにフルCGアニメや実写映画、DVDなどを制作する有限責任事業組合(LLP)「フジ・IG・ラボ・フォー・ムービーズ(FILM)」を設立することを発表した。2006年1月下旬にスタジオをオープンさせる予定だ。
出資金総額は2億円。出資金比率はフジテレビが86%、プロダクション・アイジーが14%となる。
FILMでは、フルCGアニメや実写作品の動画を制作するほかに「スターウォーズ」やピクサーアニメの音響を手がける米Lucasfilmの音響制作部門Skywalkey Soundと専用回線「Skynet」で接続し、ハリウッド映画の制作環境と同品質の音響制作をする。また、米国THXと協力し、高品質なDVDの制作をする予定だ。スタジオにはアップルコンピュータの最高スペックのハードウェアと最新ソフトウェアを導入する。
フジテレビでは「FILMは、2006年7月公開のアニメ映画『ブレイブストーリー』に続くフジテレビのアニメ戦略第2弾。フルCGアニメと実写映画の境界を取り払う新たな製作事業に取り組む」とコメントしており、プロダクション・アイジーでは「多くのクリエイターが活躍する現場として、業界において重要な役割を果たすと考えている。また、優秀な人材の国外への流出を防ぐためにも役立つ」としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」