Intelは米国時間18日、第3四半期の決算を発表した。それによると同社のチップ製品の売上は過去最高の72億6000万ドルに達したものの、全体の利益増加率は5%にとどまり、アナリストの予想を下回ったという。
同四半期の売上は99億6000万ドルで、純利益は20億ドル弱(1株あたり32セント)となった。これに対し、前年同期は売上が84億7000万ドルで、純利益は19億1000万ドルだった。なお、Thomson First Callのまとめたアナリストの予想平均は1株あたり33セントだった。
同四半期の業績は、Intelが事前に明らかにしていた予測値とほぼ一致している。同社は期中の中間報告で、売上が98億〜100億ドルの間になるとの予想を示していた。
最高財務責任者(CFO)のAndy Bryantによると、同期中に在庫が膨らんだため、同社では2006年にデュアルコアプロセッサ投入に向け、これらの在庫を第4四半期に処分するように調整しているという。
Otelliniによると、Intelは2005年中に、モバイル用のデュアルコアプロセッサ「Yonah」(開発コード名)の最初の製品を出荷するという。また2006年1月にデュアルコアのYonahを出荷した後で、この低消費電力チップのさまざまなバージョンをリリースするとしていた。同チップは、「Centrino」ブランドのノートPCのほか、「Viiv」ブランドのデジタル家電にも搭載されると見られている。
IntelにとってノートPC用チップは非常に重要な収入源になっている。2005年第1四半期におけるノートPC用チップの生産量は、同社全体の約30%を占めていたが、2006年にはこれが約33%まで増加すると同社は述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向 けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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