ACCESSは3月25日、2005年度(2004年2月〜2005年1月)の連結決算を発表した。NTTドコモのFOMA端末向けにウェブブラウザ「NetFront」の出荷が好調だったことなどから、業績予想を上回り大幅な増収増益となった。
2005年度通期業績は、売上高が前年比29.1%増の113億4700万円、営業利益が同75.4%増の22億7200万円、経常利益が87.5%増の22億5800万円、純利益は同9.6%増の15億6700万円となった。
昨年3月23日に発表した2005年度の業績予想では、売上高が102億2800万円、経常利益は20億200万円、当期純利益は11億9900万円としていた。
業績が予想を上回った主な要因は、FOMAの普及に伴ってNetFrontファミリーの販売やロイヤリティ収入が好調に推移したことにある。移動体情報端末向けの製品売上高は前年同期比26.3%増の53億9400万円、ロイヤリティ収入は同69.6%増の29億4200万円となった。また、コスト管理を強化したことで販売費および一般管理費が大幅に削減したとしている。
2006年度の連結業績予想については、海外地域におけるインターネット対応携帯電話端末の普及スピードや、海外ベンダーのNetFrontファミリーの採用が不確実なことから、幅を持たせた予想値を発表している。売上高は149億4000万円〜159億4000万円、経常利益は37億円〜42億円、純利益は22億4000万円〜25億4000万円としている。
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