新たに公表された調査結果によると、帰宅途中でラッシュに巻き込まれた人は驚くほど強いストレスを感じるという。
BBCが11月30日に報じたところによると、この調査では、臨戦態勢の戦闘機のパイロットや機動隊の隊員よりも、会社に通勤する人の方が強いストレスを感じるとの結果が出たという。
この調査を行った心理学者のDavid Lewisは、125人の通勤者の心拍数および血圧と、トレーニング中のパイロットや警官のそれとを比較した。その結果、通勤者の感じる不安は状況をコントロールできないためにいっそう悪化することがわかった、と同氏は述べている。
「機動隊員や戦闘機のパイロットは、目前の出来事によって引き起こされるストレスに対して何らかの対応がとれる。一方で、特に電車を使って通勤するサラリーマンは何の対策も打てない。両者の違いはそこにある」(Lewis)
たまには自宅で仕事をすることが通勤ストレスの解消になることもある。在宅勤務専門のコンサルティング会社、JALA Internationalの統計によると、2週間に最低1日は出社せずに働く人の数が今年は昨年よりも約10%増加し、合わせて3000万人弱に達したという。
社員の在宅勤務については、勤務形態に柔軟性を持たせようとする多数の技術ベンダーがこれを認めている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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