松下電器産業は10月28日、2004年4月1日から9月30日までの中間決算を発表した。あわせて、株主還元方針の変更および中間配当の増額、期末配当予想の修正も行った。
連結業績は、売上高が4兆3185億円(前年同期比19%増)、このうち国内売上高は2兆2029億円(同31%増)となっている。営業利益は1563億円(同96%増)、当期純利益は562億円(同143%増)となっている。
松下電器としての単独業績では、売上高が2兆713億円(同6%増)、営業利益が597億円(同288%増)、当期純利益が504億円(同10%増)と、こちらも好調に推移している。
今中間期の連結業績は、「オリンピック」などをキーワードとして展開したデジタルAV機器およびアプライアンス分野・デバイス分野の伸長したことなどが反映されている。また、松下電工とパナホームが連結が連結子会社となったこともあり、連結売上高が伸びたとしている。同時に、コスト合理化を推進した結果、中間純利益は2.4倍となった。
同社はこれまで、株主への配当を安定配当を基本としていたが、今後は業績に応じてより積極的な株主還元を実施するとしている。これにもとづき、4月28日時点では1株あたり年間12.5円だった配当予想を15円(前期配当実績は14円)に修正した。
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