藤本京子(CNET Japan編集部)
2004/04/22 17:35
1986年、マイクロソフトの日本法人を設立した古川享氏。同社の初代代表取締役を務め、その後代表取締役会長を経て米Microsoftにその活動拠点を移していた同氏が日本に戻ってきた。今年2月からマイクロソフトの最高技術責任者として日本に軸足を戻した古川氏の役割は何なのか。マイクロソフトの主力製品が発表される時のように大勢の記者が集まった中、古川氏は22日に開催されたプレス向け説明会にて自身の役割を語った。

なかでも社員の可能性を広げることに関して同氏は、「企業を代表するような人間の顔が見えなくなった。だからといって自分がまた目立とうということで日本に戻ったのではなく、顔を見せるにふさわしい人材を作り出していくようにしたい」と、自らの立場を明確にした。
古川氏の率いる技術企画室では、他業界やパートナーなどとの連携を実際に進めるとともに、マイクロソフトが2002年より推進しているTrustworthy Computingの浸透度を深めること、イノベーションを推進すること、Seamless Computingビジョンの普及などに注力するという。
イノベーションについて古川氏は、「自社の知的財産だけでなく、クロスライセンスなど他社の知的財産をどううまく活用できるかを探る。また、相互運用性についても考えていきたい。ここでいう相互運用性とは、データや機械の互換性のみを指すのではなく、誰もが簡単に使えるものを提供したり、業界と業界の間に存在する壁を取り除くといったようなことまで含める」と語る。
また、古川氏が普及を目指すとしているSeamless Computingとは、複雑なコンピューティング作業なしにユーザーがデバイスを操作できる状況を作り出すこと。「さまざまなデバイスがコンピュータにつながっているが、その接続方法やプロトコルなどの詳細を知っている人は少ない。エンドユーザーは、そこで使われている技術が何であるのかを知る必要はないからだ。今後ユビキタス時代が到来するにつれ、あらゆる場所にコンピュータが使われるようになるが、自然にコンピュータとデバイスがつながる状況を提供するのが我々の務めだ。今後ユーザー側のセットアップや操作をさらに簡素化し、複雑なコンピューティングの内部は知らなくてもいい環境を目指す」と古川氏は説明した。
古川氏が海外に活動拠点を移して以来、「もう私がマイクロソフトを退社したと思った人もいる」と同氏は言うが、古川氏の存在感はまだ大きい。「あと10年まだまだ暴れる」と語る古川氏が、今後日本でどういった活動を行うのか楽しみだ。
「Chrome」が持つウェブ新興企業への可能性
グーグルが「Chrome」を作った理由--高速ブラウジングがもたらす利益
米国人アーティストが語る中国当局による拘束--チベット支援活動の結末
「検索市場の3強にならないと、ヤバイかな」--百度社長、井上氏
リコー、攻めの大型買収で世界市場へ活路
モバイルSEOに有用なデータの収集方法
中国ケータイは理屈ぬきにオモシロイ!
情報の質とコンテンツ 〜 経験価値経済の時代へ 〜
iPhonista Nightの事後報告
iPhoneとメルマガ
ホームページの制作費
グリーンITって何?IT業界が作り出した流行マーケットに一言
Joomlaでバイリンガルサイト
あるITマネージャの挑戦
Geeklog1.5でOpenID対応へ
もっとパラリンピックに目を向けよう
経営者が無断ビデオ撮影するとき
フォトレポート:注目の「iPhone 3G」アプリトップ10
フォトレポート:コスプレーヤー、コミックの祭典に集合--Comic-Con 2008
フォトレポート:絵で見る「Internet Explorer 8」ベータ2
若者がモノを買わない理由--インターネット依存、低い上昇志向・・・
フォトレポート:「グッドデザインエキスポ2008」で見つけた気になるモノ
iPhone 3Gの陰で売れたもう1つのもの--iPod touchの販売動向を見る
Google Chromeを支えるブレーンたち、ローンチイベントで集合
「Google Chrome」の機能をチェック--米CNET Newsの視点
新型PSPに搭載された機能を写真でチェック
今週の新製品総チェック:ノート、デスクトップ、UMPCまでPC秋モデルが続々
今週の新製品総チェック:薄さ13.9mmのサイバーショット登場!NEC「LaVie」はデザインモデルがメンバー限定サービスをご利用いただく場合、このページの上部からログイン、またはCNET_ID登録(無料)をしてください。