Apple Computerは米国時間14日、第2四半期の決算を発表。iPodデジタルミュージックプレイヤーの好調な売上に助けられ、売上高、利益ともに予想を上回る結果となった。
同社は、3月27日締めの同四半期の売上高が19億1000万ドル、利益は4600万ドル(1株あたり12セント)となったことを明らかにした。なお、昨年同期の売上高14億8000万ドル、利益は1400万ドル(1株あたり4セント)だった。
今回の決算のなかには、700万ドルのリストラ費用も含まれている。この費用をのぞいた場合、同四半期の純利益は5300万ドル(1株あたり14セント)となり、アナリストの予想や、自社の予測値までも大幅に上回る。
Appleは1月に、第2四半期には18億ドルの売上高から1株あたり8〜10セントの利益を計上するとの予想を発表していた。一方、調査会社のThomson First Callがまとめたアナリストの予想平均では、売上高が18億1000万ドル、1株あたり利益が10セントとなっていた。
Appleは同四半期中に、80万7000台のiPodデジタルミュージックプレイヤーを販売したが、これは四半期ベースで過去最高の販売台数となる。一方、Macの売上も前年同期比5%の伸びを記録し、あわせて74万9000台のデスクトップ/ラップトップマシンを販売した。
同社CEO(最高経営責任者)のSteve Jobsは、「売上高は前年比29%増、1株当たり利益も200%増と、Appleにとって素晴らしい四半期だった」と声明のなかで述べている。
同社はさらに、6月に決算を迎える今四半期の見通しについてもこれまでの予想を上回る数字を公表している。Appleの予想では、売上高が19億3000万ドル、1株あたり利益は約12〜13セント(約2セントのリストラ費用を含む)になるという。
Apple監査役のPeter Oppenheimerは、アナリストとの電話会議の中で、同社が今年中に新たに10店舗のApple Storeをオープンし、年末には合計88店舗になる見込みだと語っている。同社は、東京の銀座にオープンした店舗に続く海外で2番目の店舗を、ロンドンにオープンする計画があることも明らかにしている。
ここ数週間、iPodの好調な売上が追い風となってAppleが利益予想を上回るのではないか、と多数のアナリストが予想していたが、Merrill LynchのSteven Milunovichというアナリストもその1人だった。
Milunovichは先週、「iPodに対する強い需要があり、またクリエイティブ市場でMacの売上が回復していることを考えると、Appleはわれわれの予想を上回る結果を出すかもしれない。iPodの波及効果で、Macに乗り換える事例も一部には見受けられる」と調査メモのなかで指摘していた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向け に編集したものです。
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