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インテル:「ソフトウェアもムーアの法則に従う必要がある」

文:Ina Fried(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2007/05/28 11:53

 プロセッサは長年高速化を重ね、多くのデスクトップソフトウェアにおいてパフォーマンスの向上が容易になった現在、ただ乗りの時代は終わったというのがIntelの主張である。

 IntelやAdvanced Micro Devices(AMD)などのプロセッサメーカーは、高速な演算装置(コア)を1基だけ備えた製品ではなく、複数の演算装置を備えた製品を提供するようになってきている。問題は、現在ほとんどのソフトウェアが、その利点を使いこなせるようにできていないということである。

 IntelのフェローShekhar Borkar氏は、プロセッサは18カ月から2年ごとにパフォーマンスが約2倍になるという考えを引き合いにして「ソフトウェアもMooreの法則に従い始めるときだ。対応する並列処理の量を2年ごとに2倍にしなくてはならない」と述べた。

 しかしこれは、ソフトウェア業界にとっては困難な挑戦である。それぞれのマシンが複数の負荷を同時に処理しているサーバサイドでは、対応状況が比較的よい。デスクトップアプリケーションがスーパーコンピュータやサーバでの処理方法をある程度真似ることは可能だ。しかし、Mooreの法則とは別に、Amdahlの法則というものがある。プログラムにおける並列処理には限界があり、逐次的にしか処理できないタスクがあるという考えである。

 Borkar氏が米国時間5月25日に一部の記者へ明かしたところによると、別の意見もあるという。アプリケーションに複数の異なるタスクを扱わせることや、システムに複数のアプリケーションを実行させることはできる。プログラムとシステムに、ユーザーがどのタスクを望んでいるのか推測させて、その用途にプロセッサのパフォーマンスを振り分けさせることもできる。しかし、ソフトウェア業界に取り組みを続けさせることは、なかなか上手くいかない。

 Microsoftが最近、同様の警告を発している。最高研究責任者(CRO)兼最高戦略責任者(CSO)Craig Mundie氏は、ロサンゼルスで先週開催されたWindows Hardware Engineering Conferenceで、問題解決に着手するようソフトウェア業界に呼びかけた。

 同氏は当地でのインタビューに対し、「パーソナルコンピュータにおけるプログラミングの生態系全体を、ある水準に導くにはどうすべきかを考える、という問題に今直面している。その水準とは、高い集約度で分散処理をしつつ、演算能力を使い切ることが可能な大規模アプリケーションを確実に構築可能にする水準だ。おそらくこれは、ここ20年から30年の間に我われが取り組んできた問題の中で、もっとも混乱を生みやすいものだろう」と述べた。

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