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HP前会長、盗聴に関わる重罪容疑に対し無罪を主張

2006/11/16 15:56
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 カリフォルニア州サンノゼ発--Hewlett-Packardの前会長であるPatricia Dunn氏は米国時間11月15日、同氏がHPの情報漏えい問題に責任者として関与していたという重罪容疑に対し、無罪を主張した。

 サンタクララ郡上級裁判所で行われた罪状認否において、Dunn氏の弁護士は同氏の無罪を主張した。またDunn氏は保証金を支払って保釈された。

 53歳になるDunn氏は、HPの企業スパイ事件の渦中にいる人物だ。このスキャンダルは、HPが同社の役員および従業員、さらには少なくとも9人のジャーナリストの私的な通話記録を入手したというもので、同社もこれが事実であることを認めている。9人のジャーナリストの中には、CNET News.comの3名の記者が含まれていた。

 カリフォルニア州検事総長は、Dunn氏とスパイ事件に関わったその他4名を、なりすましおよび共謀など4件の重罪で告発している。有罪が宣告されれば、最高で12年の懲役が科される可能性があるという。

 重大な刑事事件を引き起こしたことで、今後数カ月間にわたり、HPの社名は新聞の見出しをにぎわせるだろう。裁判所の外で取材を受けたカリフォルニア州検事補佐のRalph Sivilla氏は、裁判が終了する時期はまだ予測がつかないと話している。Dunn氏とそのほかの被告が次に裁判所へ出頭するのは、現状報告が予定されている米国時間11月17日となる。

 HPは、シリコンバレーでも最も評価の高い会社の1つだが、今回のスキャンダルによって企業イメージは大きく傷ついてしまった。現在の最高経営責任者(CEO)であるMark Hurd氏は、起訴こそされなかったものの、同社の調査員が不適切な行為に手を染めていた事実の一端を事前に知らされていたと認めており、疑惑の目は同氏に対しても向けられている。

 検察の申し立てによれば、Dunn氏の指揮の下で2005年に始まったHPの調査活動は、情報をリークしたと思われるHPの役員を特定するためのものだったという。検察が用意した文書には、Dunn氏にリークの件でとがめられた後、HPでディレクターを務めていたGeorge Keyworth氏が辞職したことが記されている。

 HPが雇った探偵は、身元を偽って電話会社や銀行の従業員をだまし、個人情報を提供させるプリテキスティングという手法を利用しており、これは非難されてしかるべき行為であるとともに、法律に違反している可能性が非常に高い。

 膨大な量の電子メールやメモ、その他の書類が、Dunn氏がスパイ行為に荷担していた事実を明らかに示しているが、同氏は、HPの調査員が身元を偽って情報を取得していたことは知らなかったと主張している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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