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銀河系に「地球似」の新惑星を発見--研究者らがネイチャー誌で発表

2006/01/26 16:34
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 複数の科学者が米国時間25日、過去に見つかったどの星よりも地球に似た惑星を発見したと発表した。地球からの距離は2万光年、銀河系の中心部からわずかに離れた場所にあると言う。

 科学者たちが「画期的」と呼ぶ今回の惑星発見は、1912年にAlbert Einsteinが提唱した技術で、世界中に設置された望遠鏡のネットワークを使って実現された。新惑星はOptical Gravitational Lensing Experiment(OGLE)いう名前の望遠鏡の名前をとって単純に「OGLE-2005-BLG-390」と命名された。

 望遠鏡のOGLEは、ポーランドのワルシャワ大学天文台にあり、新惑星などを見つけるために2005年7月11日に初めて使用された。

 「これは、これまでに発見されたなかで、太陽系の成り立ちに関する諸説に一致する唯一の惑星だ」と、デンマーク・コペンハーゲンのNiels Bohr Instituteの科学者で惑星発見チームのメンバーでもあるUffe Grae Jorgensenは言う。

 科学者たちによると、新惑星は地球の5倍の質量を持つが、過去に太陽系外で発見されたものの中で最も小さく最も低温な惑星であるという。太陽の5分の1の大きさの赤い親星の周りを公転しており、公転周期は約10年だ。親星は低温であり軌道から遠いため、OGLEの表面温度は摂氏マイナス220度程度で、水が液体として存在できない状態だと、科学者は考えている。

 またこの惑星には地球のような薄い空気の層があり、凍った海の下には岩だらけの地表が眠っていることが予測される。これらの特徴から、新惑星は地球や金星のような岩で出来ていて軌道が比較的内側にある太陽系惑星というよりも、大きな冥王星にイメージが近いと言う。

 この発見はNature誌の今週号で報告された。

 惑星発見に使用された手法は「マイクロレンジング」と呼ばれる。惑星探索チームのメンバーでオーストラリアのパース天文台のAndrew Williamsの説明によると、ある恒星の重力効果が巨大な天然の望遠鏡のような働きをし、さらに遠くの恒星を大きく見せるのだという。するとその星は一時的に約1カ月間、より明るく見えるのだという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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