ソフトバンクは10月28日、2010年度上期(4〜9月期)の連結決算を発表した。ソフトバンク代表取締役社長である孫正義氏は、「一言で申し上げて順調」と笑顔を見せた。
連結売上高は前年同期比9%増の1兆4650億円。9%増収は過去最高だ。営業利益も同37%増の3155億円で5期連続して最高益を更新し続けている。経常利益は46%増の2538億円、純利益は同9%増の768億円となった。
純有利子負債は、2006年のボーダフォン日本法人の買収時(2兆3870億円)から約9300億円削減し、2010年9月末で1兆4550億円。当初2018年末に予定していた完済を2014年度末に前倒しするとしており、「コミットメントは変更なし」と自信を見せた。
一方で、同業であるNTTドコモは減収増益、KDDIは減収減益と厳しい状況が続いている。ソフトバンクの移動体通信事業において、4〜9月期の純増契約数は前年同期比2.3倍の160万。さらに9月の純増契約数は前年同月比で3倍の33万で、右肩上がりの状態が続いている。
「国内だけでなく、世界的に見ても、携帯電話事業者は右肩下がり。その中で反転している企業はほとんどない。順調に推移した理由は、データARPU(ユーザー1人あたりの月額利用額)が順調に増加したこと」と説明した。
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