NTTドコモは7月21日、防水・防塵はそのままに、インターネットに接続するための専用ボタン「らくらくサイトボタン」を新たに搭載した「らくらくホン7」を発表した。7月23日から全国で発売する。
NTTドコモのプロダクト部長である丸山誠治氏は、らくらくホンの開発の背景を紹介した。
らくらくホンは主力モデル「らくらくホン スタンダード」のほか、基本機能に絞った「らくらくホン ベーシック」、通話のみの「らくらくホン シンプル」をラインアップ。1999年9月の初代「らくらくホンP601es」の発売から11年が経過し、2010年6月末で累計販売台数は1780万台を突破。ドコモの中でも主力機種になっているという。
ユーザーからは、「基本機能が使いやすい」「ボタンが大きくて押しやすい」「ボタンに印字された文字が見やすい」と評価されている一方で、「ケータイでインターネットを利用してみたいけれど、よくわからない」「デコメールを使ってみたい」「iコンシェルは使えないのか」といった要望もあるという。
特に多くの声が寄せられていたのがインターネットの利用で、(1)使い方がわからない、(2)操作が難しい、(3)欲しい情報が少ない、見つからない、(4)使ってみたいサービスがない、(5)料金がいくらかかるか不安、という意見が多く、「らくらくホン7」では、これらの要望をもとに開発を進めたとした。
インターネットに接続するには、本体のらくらくサイトボタンを押すとらくらくiメニューに接続できる。初心者向けのおためしメニューでは、ニュースや天気などの生活情報が情報料無料で利用できる。らくらくiメニューは以前からあったが、リニューアルをして直感的に操作できる構成にし、大きな文字で読みやすくした。
ボタンを押してiメニューに接続するのにも抵抗があるユーザー向けには、おすすめのサイトの紹介を盛り込んだメールを毎日1回配信し、iモードを意識せずに、メール本文から各サイトへ直接アクセスできるようにしている。
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