2009年度中に発生した電気通信事故の発生状況を総務省がこのほどまとめた。
報告書によると、同省が把握している2009年度における電気通信関係の事故発生件数は195件。前年の189件から微増となったが、このうち重大事故の件数は18件で前年度と同様だった。
一方、サービス別の事故発生件数では、固定電話(データ)が70件で最多。特にインターネット接続や電子メールなどデータ通信系サービスの事故が増加傾向にあるという。また発生要因別では、設備障害107件、外的要因67件で、前年同様に高い割合を占めている。
2009年度で影響が最も大きかった事故は、4月19日に発生したソフトバンクモバイルのネットワーク装置の故障。第2世代、第3世代携帯電話のパケット通信が利用不能となり、全国で約1576万人に影響した。
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