NTTドコモは4月1日、Googleの「Android」OS搭載のスマートフォン「Xperia(SO-01B)」の販売を開始した。発売に伴い、NTTドコモの代表取締役社長である山田隆持氏が記者団のインタビューに答えた。
4月1日に発売できて嬉しく思っている。Xperiaはエンターテインメントマシンということで、たくさんのお客様に使っていただけると思っている。
3月18日から5万を超える予約をいただいている。なかなかお客様の反応がよく喜んでいるところだ。
日本にもスマートフォンの時代がいよいよ来たなと言う気がする。こちらは今年度最初の製品。いろいろな事業者の方もこれから出されるということで、スマートフォンの時代が来たなというのが実感。
増えていくと思う。特に日本はいままで、通常の携帯電話でインターネットに参加できた、という関係があって、ほかと比べるとスマートフォンの進展は遅かったと思うが、これから伸びてくるという気がする。
私どもは当然、iPhoneはすばらしい携帯電話だと思うが、Xperiaはそれに匹敵する携帯電話、スマートフォンだと自信を持っている。
私どもは、絶対量からいうとiモードの携帯電話の方が多いと思うが、これ(Xperia)は新感覚をうりに、販売の拡大に注力していきたいと思っている。
いままで携帯電話がずっときたが、これから当然パソコンと融合していく。携帯電話も融合するところは放送と融合したり情報家電と融合したり、いろいろなコンバージェンスの時代が起こってくるのではないかという気がする。私どもの端末は、モバイルという点で、一番有利な、お客様に使い勝手がいいところにあるのではないか。いろいろなところで(よさを)伸ばしていきたい。
新しい技術がどんどん入ってきて、お客様の使われる感覚も大きく変化してくる年ではないか。スマートフォンを中心にして、電子ブックだとか、情報端末、パソコンとの融合という時代に、本格的に突入したという気がする。
ドコモショップの販売員もスマートフォンの知識をしっかり身につけていただいて、スマートフォンに興味があるお客様にしっかり説明できるようにしていきたい。
ガラパゴス化と言われるが、日本のパケット通信は、全通信量の半分近くまできている。そういう意味で、世界の一歩先をいっているのではないかという気がする。そこから考えると、特に特異な発展をしたのではない。世界もこれからスマートフォンの時代で、パケット通信がどんどん伸びてくる時代。そういうところで、私どもも世界の中に打ってでていきたい。
私どもはたとえばインドに出ている(タタ・グループに出資し、インド市場に参入している)が、インドだっていろいろなスマートフォンが入る余地がある。日本のメーカーの方が、米国や欧州等でスマートフォンを売れるようにしていければと思っている。
ドコモとしては、iモードメールを入れたい。お客様のご要望だとワンセグやおサイフケータイがあり、ドコモとしても当然取り組んでいく方向でいま開発をしている。
AndroidはオープンOSだから、世界のメーカーが開発をしている。世界中の英知が集まっているということ。これから、非常に早いスピードで進化していくと思う。
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