本田技研工業(ホンダ)は2月16日、通信費無料で情報サービスを利用できる車載システム「リンクアップフリー」を提供すると発表した。2月25日に発表予定の新型ハイブリッドカー「CR-Z」から始め、今後適用車種を拡大する。ホンダによると、通信料が無料というのは自動車業界初のサービスになるという。
リンクアップフリーは専用通信機器とウィルコムのPHSデータ通信サービスを利用する。あらかじめデータ通信が使える状態で新車に付けられ、納車されるという。ドライブの際にホンダのインターナビ情報センターに自動接続し、定期的にデータ通信をしながら走行データを送ることで、最新の交通情報に基いて最適なルートを案内する。
このほか、低燃費な運転をサポートする「エコアシスト」「エコランキング」、前回運転時の1日分の平均燃費を知らせる「インターナビ燃費情報」、カーナビからインターネット上の飲食店情報が検索できる「インターネットリンク」、車両保有期間や地域、季節、走行距離などに応じた情報が配信される「Hondaからのお知らせ」も利用可能だ。
車検時にホンダ販売店で更新手続きをすることで、購入した車両を所有している間は通信費無料でサービスが利用できるという。
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