グリーは1月27日、2010年6月期第2四半期(2009年10〜12月)の業績を発表した。ソーシャルゲームの有料課金が好調で、会員数、売上、利益ともに順調に伸びている。
売上高は前年同期比81%増の81億8000万円、営業利益が同76%増の50億7300万円、純利益が同134%増の32億1600万円。営業利益率は62%となっている。
運営するソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「GREE」の2009年12月末時点での会員数は1673万人で、ライバルとなるディー・エヌ・エーの「モバゲータウン」の会員数(同1581万人)を上回る。また、月間有料課金収入におけるユーザー1人あたりの売上高が171円と、第1四半期の164円から増えて過去最高を記録した。
月間ページビュー(PV)は2009年11月に263億8000万PV(うちモバイル:260億8000万PV、PC:3億PV)と過去最高になったが、12月には249億7000万PV(うちモバイル:247億1000万PV、PC:2億6000万PV)と落ち込んだ。
モバゲータウンが自社開発のソーシャルゲームを投入し、PVを大幅に伸ばしていることから、この影響も考えられるが、グリーでは「20〜40代のユーザーが多く、忘年会などで忙しいためか、例年12月はPVが落ち込む傾向にある」と説明。2010年1月の状況から判断して、PVの減少は一時的な季節要因であるとした。また、売上高全体に占める広告収入の割合は21%にとどまることから、PV減が収益に与える影響は小さいと話している。
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