メディアフロージャパン企画とKDDIは1月26日、放送波を使って携帯電話に動画などのコンテンツを配信する技術「MediaFLO」の試作受信機を公開した。携帯電話にモジュールを内蔵した端末のほか、USB接続型とWi-Fi転送型がある。
これは、沖縄県のユビキタス特区にて実施されている「携帯端末向けマルチメディア放送 (メディアフロー) サービス実証試験」において使われるもの。USB接続型はPCに接続して利用する。Wi-Fi転送型はiPod touchやWindows Mobile端末など、無線LAN対応端末で利用できる。
Wi-Fi転送型の試作受信機の大きさは幅50mm×長さ87mmと小型で、受信機をポケットに入れたまま、iPod touchなどの端末だけを取り出してコンテンツを視聴できるという。
ケーブルテレビで放送されている番組を視聴できるほか、映画などをダウンロードして好きなときに見ることも可能。放送波を利用するため、パケット料金がかからない利点があるとのことだ。
試作機は東京原宿にあるKDDIデザイニングスタジオにて展示される。メディアフロージャパン企画が1月14日付けでKDDIデザイニングスタジオ内におけるVHFバンド (11ch) の実験試験局免許を取得しており、実際にMediaFLOを使って受信した映像が楽しめる。
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