Adobe Systemsは米国時間11月6日、新たに「Android」携帯電話ユーザー向けの「Photoshop」アプリケーションをリリースした。これを使うと、Android携帯の画面上で写真を編集できるほか、「Photoshop.com」上のオンライン写真コレクションへのアクセスも可能になる。
Adobeは10月9日にAppleの「iPhone」および「iPod touch」ユーザー向けにPhotoshopアプリをリリースしたが、それから1カ月弱で今回のアプリが登場した。iPhone/iPod touchバージョンは、「App Store」でたちまち無料アプリの首位に立ち、リリースから1週間以内に100万ダウンロードを達成した。
Androidバージョンも、iPhone/iPod touchバージョンと同様にシンプルな編集用ユーザーインターフェースを備え、画面上で指をスライドさせて編集したり、変更を取り消したりできる。トリミングや回転、画像の反転といったごく基本的な写真編集ツールをいくつか搭載し、露出の補正や色の明度や彩度の微調整を行うメニューもある。Androidユーザーは、グリッドに対して写真を真っ直ぐにできる新ツールも利用できる。これは、iPhone/iPod touchバージョンにはまだ搭載されていないものだ。
ただし、残念な点もある。Androidバージョンは、iPhone/iPod touchバージョンよりも若干機能が少ない。Androidバージョンには、アプリを使用する上で最も楽しい機能の1つになり得るフィルタエフェクトのメニューがない。また、写真にかわいい漫画風エフェクトを追加できるスケッチツールもない。
とはいえ、その埋め合わせになるかもしれない機能が1つある。それは、Androidで撮影した写真をPhotoshop.comのクラウドストレージに自動的にアップロードできる機能だ。ユーザーは同アプリでこのオプションを選択しておくだけで、アプリが起動しているかどうかに関係なく、自動アップロードが実行される。唯一の欠点は、iPhone/iPod touchバージョンと同様に、ローカルで保存されている写真でしかPhotoshopアプリの編集モードに入れないことだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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