NTTドコモは、10月6日より開催されているデジタル家電関連のイベント「CEATEC JAPAN 2009」において、端末を投げるように振るしぐさをすると、その方向にいる友人にメールを送れるアプリケーション「投げメール」を展示している。
投げメールは端末のGPS情報と向きを感知する方位コンパス、端末の振りの強さを計測する加速度センサーを使ったアプリケーション。ユーザーは友達のいる方向に向かって端末を振ることでメールを送信できる。キャッチボールをするように、メールを送りあうイメージだ。端末の振り幅が大きいほど、遠くの人にメールが届くようになっている。
また、相手を指定せずメールを投げて特定の位置にメールを置き、友人がその場所を通った際にメールを読めるようにしておくことも可能。その場合、メールの有無が地図上に表示されるようになっている。
「スタンプラリーのように、置かれたメールをみんなで探し出して取りに行くといった遊び方もできる」(説明員)
プライバシーの問題などに配慮し、友達登録をして位置情報の通知を許可した相手とでなければメールの送受信はできないようにした。
NTTドコモでは携帯電話から情報にアクセスしやすいようにするためのインターフェースに関する研究を続けており、投げメールもその成果の1つだ。「身体を使うことで、より楽しくコミュニケーションができるようにしたい」(説明員)
このほか、携帯電話のカメラを使って周囲を写すと、近辺の店舗や施設の情報が浮き上がって見える「直感検索」サービスも展示している。自分が向いている先の店舗のみ表示され、現在地からの道案内も見られる。店舗データはぐるなびなどから提供を受けているという。
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