NTTドコモは5月8日、ASPサービス「一斉同報サービス(仮称)」の開発を開始したと発表した。
一斉同報サービス(仮称)は、広域、多拠点間での情報共有を、音声、FAX、メールの複数の手段により迅速に可能にするもの。最大200ユーザーが参加可能になる予定という。
防災用途など緊急時の通信手段の確保を検討している官公庁や自治体、グループ通話などの同報機能を必要とする法人向けに2010年4月からの提供を目指す。
携帯電話を利用したグループ通話もでき、本日サービス終了を発表した「プッシュトークプラス」の代替としても利用できるとしている。
FOMAとともにワイドスターR(衛星電話)を同報メンバーに加えることにより、より確実な緊急連絡の手段になるとしている。
同報通信に必要なプラットフォームはNTTドコモが構築。音声、FAX、メールの一斉同報を統合的に利用可能なサービスをASP型で提供する。官公庁や自治体、法人など利用者側で専用のシステムを構築する必要がないため、導入期間の短縮、初期費用・運用コストを削減できるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」