Consumer Electronics Show(CES)で、Skypeの「iPhone」向けネイティブVoIPクライアントの発表によって、われわれを期待させてから数カ月、iPhone向けの無料のSkypeが、米国時間3月31日(時間は未定)にいよいよ「iTunes App Store」からダウンロード可能となる。米CNETは、CTIA Wireless 2009での発表が行われる前に、同アプリケーションのプリンシパルエンジニアと話をして、iPhone向けSkypeで同社がやりたいことをできているかを見る機会があった。大半の機能は、それほど驚くべきものではない(Skypeは結局のところ、同社のモバイルアプリケーションの間である程度の整合性を保持したいと考えている)が、明らかに欠けている機能がいくつかあり、また斬新なiPhone向け限定の機能もいくつかある。
ナビゲーションの点で言えば、SkypeのiPhone向けVoIPアプリケーションは、「Skype 4.0 for Windows」よりも従来のiPhoneアプリケーションに似ている。すでにAppleの洗練されたインターフェースアーキタイプを好む多くの人にとっては、これは快挙だが、Skypeのブランディングを好む人はがっかりするかもしれない。
Skypeの画面は、よく整理されていて、iPhoneのフィルタ追加機能を使用する。これは、例えば連絡先をアルファベット順に並べ替えたり、オンラインになっているかどうかによって並べ替えたりする機能だ。チャット機能もあるが、Skypeのフラッグシップ的な機能は、そのVoIP通話機能だ。SkypeのVoIP通話では、ほかのSkypeユーザーとの間では無料で、固定電話とは安価な1分あたり通話料で通話できる。iPhone向けSkypeでの通話は、Wi-Fiネットワーク圏内にいる場合のみ可能であるため、通話品質はある程度、最寄りのワイヤレスネットワーク次第であり、またそのネットワークの強度に左右される面もある。iPhoneの携帯電話ネットワーク経由で通話することはできない(ただしチャットは可能)。接続が安定していれば、番号をダイヤルする、またはアドレスブックに保存された連絡先をすばやく呼び出すことができる。「iPod touch」のユーザーが通話するには、マイク付きのイヤホンが必要だ。通話中に、ミュートや保留、スピーカーホンへの切り替えが可能だ。「My Info」ウィンドウのリンクから、「SkypeOut」クレジットをオンラインで購入することもできる。
Skype内で写真を撮ってアバター画像にする機能と、カメラロールから画像を取り込む機能は、iPhone限定の2つの機能で、iPhoneハードウェアの特性を利用したものだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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