Sony Ericssonの携帯電話事業は、厳しい展開を強いられているものの、このたび同社の北米事業トップが辞任することになった。
Sony Ericsson USA社長で、同社の北米事業を統括してきたNajmi Jarwala氏は、「他社での新たなポジションに就く」ことを理由に、Sony Ericssonを去ることになったと、同社は米国時間3月23日に正式発表した。Sony Ericssonは先週、2009年第1四半期に、携帯電話需要の低迷を受けて、4億6000万ドルから5億2800万ドルの損失を計上する見通しであることを明らかにしていた。
米国においては、「Cybershot」および「Walkman」シリーズの携帯電話で、Sony Ericssonは一定の成功を収めてはきたものの、その後の大きな市場での進展に追いつかず、スマートフォンではなく、依然として、AT&TやT-Mobileなどの携帯電話キャリアを通じて、ローエンドの携帯電話モデルのエンターテインメント機能を強調する戦略に終始している。たとえば、Sony Ericssonの「Xperia X1」は、Windows MobileをOSに搭載し、好評価を博するに至りはしたものの、いまだ米国内の携帯電話キャリアからの提供がないため、米国で購入しようと思えば、799.99ドルという、あまりにも高額な値段でしか入手することができない。
Sony Ericssonは、arwala氏の後任人事を「後日」発表する予定だとしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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