東京急行電鉄とビットワレットは2月18日、PASMO電子マネーと電子マネー「Edy」の両方に対応した新しい決済端末を使った加盟店開拓を開始したと発表した。第1弾として、羽田空港内の山下書店羽田店が2月4日よりこの新端末を利用している。
新たな端末はジェイアール東日本メカトロニクスが開発したもので、PASMOとEdy、さらにPASMOと相互利用しているSuica電子マネーに1台で対応できる。
これまで、PASMO電子マネーを導入するにはISDN回線の敷設が必要だった。新端末はFOMAによる無線接続が可能なため、設置場所の制約が減るほか、加盟店が負担する導入、運用のコストについても、PASMOのみに対応した従来の端末とほぼ同等に抑えられるという。
東京急行電鉄とビットワレットは今後、新たに電子マネーの導入を検討している事業者に新端末の採用を提案し、さらなる加盟店開拓を進めていく計画だ。
PASMOは1月31日時点で、約1129万枚流通しており、電子マネーとしての加盟店数は8477件。Edyの発行枚数は4600万枚、利用可能個所は約11万6000件となっている。
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