竜巻など強い突風が発生する可能性を短時間で予測し、ネットや携帯電話に情報を配信するサービスを気象庁が2010年度に開始する。
竜巻などの激しい突風は、発現時間が短く空間的にも極めて小規模な現象のため、観測や予測が難しいとされている。しかし「気象ドップラーレーダー」と呼ばれる観測機を利用すれば、竜巻など激しい突風の可能性を10km四方単位で解析し、1時間後までの移動を予測することができるという。
新システムでは、この解析をもとに10分間隔で突風の発生危険地域を表示。分布図上に、危険度に応じて2段階にランクされたデータが色分けされる。
気象庁では、情報を同庁のホームページ上で公開する予定。また、危険地域と予測された地域のユーザーに携帯電話のメールで通知するサービスなど、民間気象事業者による利用も想定しているという。
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