NECは11月10日、この秋冬に発売する4つの携帯電話について、新製品説明会を開催した。
今年は、NTTドコモ向け端末として11月中旬以降に「N-01A」「N-02A」「N-03A」「N-04A」の4モデルを投入する。
モバイルターミナル事業本部 副事業本部長の小島立氏は、現在の携帯電話は「変わろうとしている」と説明する。その背景として、購買要因につながる新機能が飽和状態にあること、インターネットの携帯アクセスが急増していること、新サービス「iコンシェル」の登場により生活コンシェルジュとしての役割を担うことなどを理由に挙げた。また、今では定番となっている折りたたみ式の携帯電話だが、最初の折りたたみ構想から約20年。新しい時代への変化が必要とした。
NECの目指す方向性として、3つのアプローチで商品提案するという。1つは最先端のトレンドを搭載した「次世代ハイスペックカテゴリー」、2つ目はファッションやスタイルを楽しめる「デザイン×スリム」、3つ目はずっと付き合えるケータイとして「ユニバーサル×エコ」だ。
携帯電話市場として厳しい状態が続く中での端末開発について、NECの執行役員である山崎耕司氏は、「開発費の効率化を進めている。今回の新しい形は以前から開発を続けていたもので、成果がようやくここで出せた。今後これをベースにいろんな進化を遂げていく。これ以降の開発費はあまりかからずに(コストを)回収できるだろう」と語る。
この夏からソフトバンク・モバイル端末に820Nと821Nなどで再参入しているNECだが、端末は好評だという。この秋冬モデルではNEC端末はなかったが、タイミングが合わなかったことが理由という。「トップシェアを目指しており、年を開けてから新製品の発表があると思うが、そこで発表するソフトバンク・モバイルも入れれば、目指している台数は実現できると思っている」と語った。
N-01A向けには、プロモーションサイト「medias.net」を作った。N-02A向けには、11月28日より女性向けのプロモーションサイトとして「Kirameku★Web」を公開するという。
会場には、イメージキャラクターを務める玉木宏さんと橋本麗香さんが登場。N-01Aを担当する玉木さんは「タッチパネルの操作感がいい。5.1chの音のすごさは映画館にいるよう。ケータイもついにここまで来たと思った」とコメント。
N-02Aを担当する橋本さんは、「5.2Mのカメラやワンセグが気に入っている。905iμを引き継いだ美しさと、開けたときに、いろいろなパターンで光るイルミネーションがいい」とアピールした。
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