2008年1〜6月までのサイバー犯罪の検挙状況が警察庁の調べでこのほど明らかになった。
まとめによると、2008年上半期のサイバー犯罪の検挙件数は2192件で、2007年同期の1808件より21.2%増加した。その内訳でもっとも多いのは、ネットオークションなどネットワーク利用詐欺が583件、次いで児童買春および青少年保護育成条例違反が495件となり、それぞれ前年同期比の19%、28.6%増となり、ともに増加した。また、増加率が顕著だったのは、出会い系サイト規制法違反で、前年同期比の約3倍増の159件が検挙された。
一方、警察庁では2005年6月からインターネット上のトラブル相談を受け付ける「インターネット安全・安心相談」を開設している。2008年上半期に寄せられた質問件数は8万9138件で、前年上半期の12万3506件を下回った。また、質問内容の内訳でもっとも多かったのは「料金請求」(48.6%)。次いで「ホームページ・掲示板」(21.5%)、「インターネットオークション」(16%)の順に続いた。
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