Appleの「iPhone 3G」への需要は、依然として強いままであり、Appleは、当初の予定台数を上回る増産も余儀なくされる可能性がある。
TechCrunchは、AppleがFoxconn(以前のHon Hai)に対して、iPhone 3Gの製造台数を、毎週80万台にまで増やすように求めたと伝えている。このペースだと、年間で約4000万台にまで達することになり、多くのアナリストが、iPhone 3Gの販売時期に、Appleに期待していた販売台数をはるかに上回るものとなる。
短期間で製造能力を向上させるとしても、この先ずっとFoxconnが、同じ増産ペースを維持して製造を続けることを意味しているわけではないかもしれない。TechCrunchのリポートでは、増産に伴って、AppleやFoxconnに「品質管理に対する若干の懸念」が生じていることにも触れられている。iPhone(2G)の販売を約6週に渡って取りやめたため、iPhone 3Gが発売された7月11日には、明らかに繰延需要の問題も生じており、この需要が何ら困難な状況を招くことなく、2008年末まで続くとは考え難い。
しかしながら、今後数カ月間で、新たに正式にiPhoneの販売を開始する国も多く、通常はホリデーシーズンも、いろいろなガジェットの売り上げが大きく伸びる時期である。今回の増産により、こうした需要を満たすことが可能になるのみならず、AT&Tで購入を申し込んでから、2週間も待たされたり、Appleストアでルーレットを回し、iPhone購入に当選しなければならなかったりするような状況を避けて、より手軽にiPhone 3Gを入手できるようになるだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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