KDDIおよび沖縄セルラーは8月1日より、自宅のKDDI固定電話とau携帯電話間、ならびにKDDI固定電話間の国内通話料を24時間無料にする「auまとめトーク」の提供を開始する。
auまとめトークを利用するためには、KDDIの固定通信とau携帯電話の料金請求をひとつにまとめる「KDDIまとめて請求」への申し込みが必要。また、au one net以外のプロバイダーを利用してひかりone電話を契約している場合、サービス開始時期は9月となる。
auまとめトークを開始する狙いについて、KDDI代表取締役社長兼会長の小野寺正氏は「3000万人のau契約者に、KDDIの固定通信サービスを利用してもらいたい」とし、固定通信サービスの顧客拡大が主眼と話す。「固定サービスの顧客が増え、基本料収入の増加が見込めるのが最大の魅了だ。通信料の収入が減っても、全体の売り上げは増える」と小野寺氏は見込む。
「基本料収入はNTT東日本、西日本の大きな収入源だ。いままでも基本料の値上げはあったが、基本的に値下げはない。いかにうまみのあるビジネスかということだ」として、NTT東西の牙城を崩したいとした。
auまとめトークの導入による業績への影響は20億円程度としている。
なお、auまとめトークの提供にあわせ、同社が自宅向けに提供する固定電話サービス「ひかりone電話サービス」「メタルプラス電話」「ADSL one電話サービス」「ケーブルプラス電話」、および「au one netの050番号サービス(KDDI-IP電話)」の総称を「auおうち電話」とする。同社では、今後auブランドにもとづいたFMC(固定通信と移動体通信の融合)サービスを推進するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス