これまでとは異なる伝統の一戦の幕開けである。それは、インターネット上での「iPhone」3Gモデルを巡る噂のことである。
Daily Techが米国時間4月10日に流した噂により、かなり詳細な点まで明らかになった。ある情報筋から入手したとされるその噂では、Appleは3G iPhoneでも、従来のモデルと同じ価格設定や、8Gバイトと16Gバイトモデルのオプションを用意する予定で、6月初旬に開催されるWorldwide Developers Conference(WWDC)にて、新携帯電話の正式発表が行われる。
さらに、Daily Techの情報では、新iPhoneは、従来モデルより約2.5mm薄型で、「格好悪いプラスチック仕様の」(原文:plasticky)エクステリアデザインとは少し異なるようである。「plasticky」という形容が適切であるかどうかは定かではないものの、大体の伝えたいニュアンスは分かってもらえるだろう。オペレーティングシステムやユーザーインターフェースに変更はないとも伝えられているが、6月下旬には「iPhone 2.0」ソフトウェアのダウンロードが可能となり、もちろん読者の皆さまもダウンロードするに違いない。
また、Daily Techは、Appleが常に「iPod touch」とiPhoneの性能に差別化を図ろうとしている点にも言及している。ちょうど現時点では32GバイトモデルのiPod touchを入手可能だが、iPhoneに関しては、最大でも16Gバイトのメモリしか用意されていない。おそらく技術的な理由とは関係なく、Appleがデバイスの性能アップを図る中で、何らかの差別化を維持せねばならない要因が働いていると思われる。
こうした3G iPhoneに関する噂は、すでにゴルフコースでいえばパーショットに近づきつつある。WWDCへのチップショットが近づく中、見守るギャラリーは、2008年の残りの期間、どのようにAppleが最適なクラブを選択するのかに注目している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス